第50回
小松原湿原
小松原湿原
企画:
鈴木郭之
日程:7月31日(夜)〜8月2日
交通手段:車
参加者:齊藤・鈴木
参考
齊藤
平家の小松の大臣で有名な平重盛が、この湿原に魅せられて居住した
、との伝説から名付けられたという
小松原湿原。
その名にたがわず秘境で、コースは昔の登山道のようだった。
何といっても足の便が悪い。登山ゲートまでの道の悪さと、
登山口迄の2時間に及ぶ長い林道。
登山口からは即木道が続き、深い森に入る。
原生林の様な森には木道が敷き詰められているものの、
濡れて苔むし、滑り易く、
また時には朽ちて足元は不安定、
その上延びる枝には頭をぶつける。40分程で最初の湿原に出る。
誰一人いない湿原と池塘は尾瀬に劣らぬ風情だ、
夏の強い日差しの中で、解放感にあふれていた。
湿原と森を交互に繰り返し高度を上げて、小屋に着く。
何十年振りかの寝袋と自炊。
こんな時しか行けなかった山行きだった。
もう一月早ければもっと花々が咲き乱れていただろうし、
あの森の様子では秋の紅葉も素晴らしいと思われる。まさに穴場の
コースだ。